今日の業前は月1回の防災タイムでした。今回の指導のねらいは「『正常性バイアス(*1)』」について知り、災害時に率先して避難しようとする気持ちをもつ」でした。 (*1)バイアスとは・・・「評価者が持つ先入観や偏見が影響して偏った評価がなされている」ことを意味します。
指導の内容は下記のとおりです。 @動画「異常が起きた時」を見る。 〜動画を見て,児童は多くの人が避難行動をとっていないことに気付きました。 Aスライド「正常性バイアス」を見る(右の写真です)。 ・人は,「大丈夫だろう」と考える傾向があります。 ・人は,動くこと(変化すること)よりとどまることを選択する傾向があります。 ・人は,周りの人に合わせる傾向があります。 ・これら「正常性バイアス」と言われるものは,もともとは人が生きていく上で必要な反応です。 ・「正常性バイアス」は無意識のうちに生じます。また,災害時にだけ生じるのではありません。 B災害時に正常性バイアスから身を守る方法を知る。 ・災害時に正常性バイアスを克服するためには「避難スイッチ(*2)」と言われる手法が有効です。 ・正常性バイアスは大人より子どもの方が克服する力があります。防災教育で学んだことを純粋に実行することが多いからです。釜石市では,避難する小中学生を見て避難行動を起こして助かったという大人が大勢います。
(*2)「避難スイッチ」とは・・・「〜になったら避難する」といった自分なりのルールを決めておくことです。 |
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